top of page

審査委員

柴幸男

1982年生まれ愛知県出身。「青年団」演出部所属。「急な坂スタジオ」レジデント・アーティスト。日本大学芸術学部在学中に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。2010年『わが星』にて第54回岸田國士戯曲賞を受賞。何気ない日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲と、ループやサンプリングなど演劇外の発想を持ち込んだ演出が特徴。全編歩き続ける芝居(『あゆみ』)、ラップによるミュージカル(『わが星』)、一人芝居をループさせて大家族を演じる(『反復かつ連続』)など、新たな視点から普遍的な世界を描く。あいちトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭への参加、岐阜県可児市での市民劇の演出、福島県いわき総合高校での演出など、全国各地にて滞在型の創造活動を行っている。

写真撮影:相川博昭

桑原裕子

KAKUTA主宰。作・演出を兼ね、俳優としては結成以後ほぼ全作品に出演。若手俳優の登竜門「ラフカット」では出演と劇作を手がけ、教育テレビ「中学生日記」「時々迷々」NHKラジオシアターなどを執筆。近藤芳正プロデュース「バンダラコンチャ」の演出、道学先生「あつ苦しい兄弟」、映画「ランブリングハート」の脚本を担当、女優としても長塚圭史演出「冒した者」に出演するなど、多方面で活躍の場を拡げている。07年KAKUTA作品「甘い丘」で岸田國士戯曲賞に初ノミネート、同作の再演で09年に第64回文化庁芸術祭・芸術祭新人賞(脚本・演出)を受賞。11年、世田谷パブリックシアター主催「往転」の脚本が鶴屋南北戯曲賞・岸田戯曲賞の候補となる。10~13年ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」の潤色・作詞・演出を務めた。秋には演劇集団・円に新作書下ろし、演出を控える。

bottom of page